唯一の血である私はご主人様から今日も愛を囁かれています

「泣くのはまだ早いぞ。雪璃、一緒に帰ろう」


「帰ります。雷雨様と一緒に……!」


「僕のことを無視する気?雪璃ちゃん、離れちゃダメだよ」


「やっ……!」


「なっ!?雪璃!?」


「このまま雪璃の頭に銃を撃つ。いいの?雷雨くん、キミの大切な人がいなくなっちゃうよ」


「雪璃!」


「雷雨様。……私は貴方の専属メイドですから」


「それでこそ俺の好きな人だ。やっていいぞ、雪璃」


「はい」


「雪璃ちゃん、何をする気?」


「こうするんです」


「いッッッッ!!」


「チェックメイトだ。神宮弥生」


雪璃は神宮の足を思いきり踏んだ。痛みで悶えてる神宮を横目に、俺は雪璃の手錠を破壊し、その後、雪璃の銃を手に持ち、神宮の頭にそれを押し当てた。

一瞬の出来事に神宮も雪璃すらも驚いていた。


「雷雨様。そんなに長い間、私の銃を触ったら貴方の手が……!」


「そんなの今は気にしない。神宮、雪璃を返してもらうぞ」


「付き合ってないんだろう!?なら、雪璃ちゃんは僕のモノだ!」


「お前は人を傷つける事で相手を支配し、自分のモノにしようとしていた。それは間違ってる。お前はまず本物の愛を知るべきだ」


「っ……」


「雪璃、大丈夫か?」


「大丈、夫。雷雨様のほうが傷だらけです」


「俺は平気だ。ほら、帰るぞ」


「……はいっ」


俺は乱れた雪璃に服を着させた。こんな状況なのに、俺の服を着た雪璃は可愛すぎた。

ちょっとダボダボな服。今すぐ襲いたい。