唯一の血である私はご主人様から今日も愛を囁かれています

「雪璃ちゃん。キミの主人は誰?」


「何度言わせる気?だから雷雨様だって……いっっっ!」


「キミが不正解するごとにキミの身体を傷付けていこうか」


「悪趣味ね。こんなことをして、私が泣くと思ってるの?」


「じゃあさ、キミから没収したコレでも試してみる?」


「……!」


「キミは普通の人間なんでしょ?だったら、これを心臓に打ち込めば死んじゃうんじゃない?」


「貴方は私を自分の物にしたいのよね。いいの?そんなことをしたら、私は簡単に死ぬわよ」


「それをわかってるならさぁ〜、いい加減僕の物になりなよ!」


「いっ……!」


「ねぇ痛い?僕はキミのことを愛してる。だから傷をつけるんだ。キミが逃げられないように心から支配するんだ」


「そんなの、愛でもなんでもない」


「あ?」


「人を好きになったら相手を傷付けようだなんて思わない。好きな人には笑っていてほしいから……」


「俺はお前の笑顔がもう一度見たいと思ってるぞ」


「雷雨様っ……!」


「お前、どうやってここに?」


「親切な執事やメイドがここまで案内してくれた。……遅くなって悪い。助けに来たぞ、雪璃」


「雷雨様……っ。ボロボロじゃないですか」


正直、ここまで余裕とはいかなかった。中には人間以外も多くいたりして。


銃で撃たれそうになったり、ナイフや武器の類で身体を切られそうになったり大変だった。でも、雪璃を助けられると思ったら、そんな痛みなんて感じなかった。