唯一の血である私はご主人様から今日も愛を囁かれています

「もう、怖くないか?機嫌はなおっ……ってぇ!!」


「ご、ごめんなさい!」


「雪璃がここまでキスが下手だとは……フッ。完璧メイドにも弱点があって、なんか安心した」


「キスが下手……」


ショックが隠し切れない。そりゃあ、私今まで雷雨様以外の人とキスなんてしたことないけど。


私から誘うようなキスをしたら、雷雨様が喜んでくれるかな?って思って、舌を入れてみたんだけど失敗。


雷雨様の口に思い切り噛みついてしまった。たしかにこれは誰がどう見ても下手くそとしか言いようがない。


「したことないなら仕方ない。俺が教えてやるから覚えろよ。それで次にするときは雪璃からして?」


「わかった。がんばるわ」


「そこまで気合い入れなくてもいいぞ。まずは肩の力を抜けよ」


「っ……」


それから雷雨様の指導もあって、観覧車を降りるギリギリまでキスをしていた。


雷雨様の舌の感触とか味とか残ってて、なんか変な感じだ……。