秘密の彼氏は、私にだけ甘すぎる



それから海沿いの公園に行ったりと、翔也とのデートを楽しんだ。


そして空が少し暗くなり始めた頃、電車で家の近くの駅まで戻ってきた。


駅の改札を出てからも、翔也と私はずっと手を繋いだまま。


翔也と久しぶりの外でのデート、楽しかったな。

好きな白クマのキーホルダーもプレゼントしてもらえたし。

何より記念日の今日、翔也と一緒に過ごせたことが嬉しかった。


私が幸せな気分に浸りながら、翔也としばらく歩いていると……。


「あれ? もしかして……長嶺くん?」


……うそ、この声って。


後ろから聞いたことのある声がし、恐る恐る振り返ると。


「あーっ。やっぱ思ったとおり! 長嶺くんだ〜」

「……っ!」


そこには、木村さんをはじめとするクラスの派手な女子3人が立っていた。


ま、まさか。こんなところで、クラスメイトとバッタリ出くわすなんて。


「ていうか、長嶺くんの隣にいるのって白井さん!?」