「話し相手になってくれてありがと。それじゃ、行ってくるわね。」 「良い旅路を。」 駅長さんは、女性の背中に深々と会釈し、マイクのスイッチを入れた。 「天国行き列車『ニライ』、間もなく発車致します。閉まるドアにご注意ください。」