性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

満足気に口角を上げ、うどんを啜り始める。


…なんだかよくわからない人だ。


本当の東雲碧はどんな人なんだろう。


どれが本当の東雲碧?


一ノ瀬愁斗の件で性格が変わっちゃったのかな。


それとも…。


無理してるのかな…。


それからずっと彼がうどんを食べる横顔を眺め続けていた。


ほんと、何度見ても綺麗な顔だなぁ。


何時間でも見てられる。


冗談抜きに顔面国宝だと思う。


「…ねぇねぇ、めちゃくちゃ純粋な疑問なんだけどさ。東雲碧はさぁ、産まれた瞬間からその顔なわけじゃん。どんな気持ちなの?」


「はぁ?」


一瞬睨まれた気もするけど、気にしない気にしない。


「毎朝鏡見たらその顔が映るんでしょ?どういう気分なの?」


「別にどうもこうもねぇよ。なんの感情もない」


「絶対うそ!毎日幸せ気分になるんじゃないの?」


「なるわけねーだろ。逆に聞くけど、お前はその顔を毎日鏡で見てどう思ってんの?」


え、なにそれ、もしかして遠回しにディスられてる?


「またブスって言いたいんでしょ。ほんと酷い」


「はぁ?ちげぇよ」