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「ただいまー」
…って、私の家じゃないけど。
キッチンに買ってきた物を置き、リビングに直行する。
東雲碧はまだグッタリしてるけど、意識はハッキリしている。
「うどん、作るから待ってて」
「………ん」
長い間合いの後、小さく頷く。
「…あ。インスタントのほうが良かった?」
人が作った物は食べられないんだっけ。
インスタントだと身体に悪いかと思ってやめたんだけど…。
「…べつに」
「…そ」
意外だなぁ。
食べてくれるんだ、私の手料理。
カレーを突っぱねられたことを思い出す。
あの時まではすごく嫌な奴だと思っていたけど、本当はそんなことないのかもしれない。
やけに素直で、頑張り屋さん。
何考えてるかは分からないけど、仕事のために自分を犠牲にしてる事は分かる。
…少しでも、支えになれたらいいな。



