性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

「ねぇ!歩いたら危ないよ、そんなフラフラしてるのに」


「…これ」


渡されたのは1万円札と家の鍵。


家の鍵預けてくれるなんて、案外信用してくれてるんだ。


「お金はいいよ。じゃあ、大人しくしててね」


「…はいはい……」


やけに素直で可愛い。


…って、やだやだ。


可愛くはない。


ペチンッと頬を叩いて気を取り直す。


「なんかあったらすぐ電話してね!」


「んー…」


ヨチヨチとソファに戻っていく姿はまるで小動物みたいだ。


ほんとに大丈夫なのかな。


心配だ…。


早く行って早く帰ろう。