性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

この人の“大丈夫”は信用しちゃいけない。


「とりあえず氷!それと水分!」


冷凍庫を開けたけど氷はなかったから、とりあえず濡れたタオルを額と首元に乗せて、お水を渡す。


スポーツ飲料なんかがあればいいんだけど…。


買いに行ってる間一人にするのは怖いしなぁ…。


「熱計れる?」


39度以上あれば問答無用で救急車を呼ぼう。


仕事なんか知らない。


「東雲碧、体温計。自力でできる?」


小さく頷く彼。


顔を動かすのもしんどそうだ。


「解熱剤とお水、ここ置いてるから飲んでね。私は氷とってくるから。ちょっとだけ一人にするね。大丈夫?」


「……ん」


よし、一瞬だけなら大丈夫そうだ。


人生1番の猛ダッシュで隣の自室に駆け込む。


氷嚢用のアイスバッグに氷を詰め、急いで隣へ戻る。