性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

冷たいな…。


パパはなんでこんな人が大スターになると思ってるんだろう。


「私の友だちが東雲碧のファンなの。その子をバカにされた気分で、すごいムカつく」


ファンを大切にできない人が大成するはずない。


少なくとも私は、この人が大スターになるのは嫌だ。


「バカにはしてない」


「ふーん。まぁもうどうでもいいけど」


「俺もお前のお気持ち表明はどうでもいい。じゃあな。もう迷子になんなよ」


「なんないわよ!」


ふんっ!


ホント腹立つ男!


もう二度とアイツとは関わらないもん。


イライラしながら1年生のフロアまで降りると、廊下に“清蘭高校へようこそ”の横断幕が張られていた。


右下に小さく東雲碧のものらしきサインが書いてあり、余計に苛立ちが増幅する。