性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

2人きりになり、静寂が訪れた。


「お前の友達、おもしろいな」


ニセ王子がフッと口角を上げた。


「実結はあんたの大ファンだからね。すごく嬉しそうにしてた。ありがとう」


実結を連れてきて本当によかった。


「で、お前さ。その格好何?」


さっきの王子様スマイルの名残は一ミリもなく、冷たい視線を浴びせられる。


「そんなに変かな…」


一応実結のお墨付き貰ったんだけど…。


「違う。他の男に見られない格好して来いって言ったろ」


え?


「それは遠回しに可愛いって言ってる?」


そういうことだよね?


私、頭お花畑だから勝手にそう解釈するよ?


「脳みそ腐ってんのか」


「失礼な!」


「誰も可愛いとは言ってない」


「じゃあ何よ。どういう意味で言ったのか教えなさいよ」


「他の男が好きそうな見た目だなって言っただけ。別に可愛いとは言ってねーから」


「あっそう!たしかにいっぱいイケメンいたもんね。あの中の誰か一人ぐらい私のこと可愛いって思ってくれてるかも?」


「あいつらに会ったのかよ」


すごい不満そうな顔するじゃん。


もしかして嫉妬してんの?