性悪毒舌アイドルと甘すぎる日常を。

「ね、ねぇ、私の見た目どう?変じゃない?」


髪の毛も頑張って巻いたし、メイクはいつもより少し濃い。


それが災いしてないといいけど…。


「何言ってんの!めちゃくちゃ可愛いから!!自信持ちな!!」


背中をバンバン叩かれ、「イタタタタタ…」と言っているところへ、スーツを来た男性が近づいてきた。


「こんにちは。希々花さんとお連れの方…」


「牧高実結です!」


「牧高さん。東雲のマネージャーの八雲です。今日は私が案内するので、よろしくお願いします」


この人が八雲さんかぁ…!


前にあいつが倒れたとき、電話で少し話したマネージャーさんだ。


あいつには劣るけど、すごくカッコいい人だ。


実結がコソッと「イケメンだね」と囁いてくる。


「今日は私たち2人だけですか?」


「えぇ、まぁ。では、ご案内します。どうぞ」


紳士の動きでスタジオ建物内に案内され、ドギマギしてくる。


歳はいくつくらいなんだろう。


20代後半か30代前半かな…?


背が高くて、オールバックがよく似合っている。


あいつと違って物腰柔らかだし、言葉遣いも丁寧。