あやかし探る。

「お久しぶりです。酒呑童子様…及び、桐原 叶様。」

「…は?」

目が覚めた僕は謎の美少女に開口一言でそんなことを言われた。
なんでこいつ僕の名前知ってんだよ。
いや、ツッコミたいのはそれだけじゃないんだが。

「なかなか約束を果たしに来てくれないと思っていましたら、まさか記憶がなかったとは驚きましたよー」

何言ってんだこいつ。というか誰だよ。

「あ、今こいつ誰だよ…って思いました?」
「心を読まれた?!」

「…は?」の次に言う言葉がそれなんて何話してたんだよってなるよ…。

「我は鈴鹿御前…及び、佐々倉 桜弥。巫女でひゅ。」

こいつかっこよく言ってたくせに最後噛みやがった!!締まらねえ!!

「…で、佐々倉 桜弥…」
「酒呑童子様も気になっていると思うので我が事情を説明しますね」

言葉を切られた!!それを聞こうと思ってたのに!!

そんなことは兎も角、それから僕は長々と話がずれながらも1時間くらい話を聞かされた。

まずひとつ。僕は1000年前のこの世界で陰陽師だったということ。(桜弥は僕と活動する巫女らしい。)

ふたつ。僕が大体1000年前くらいに死んでから妖がこの世で悪妖となってさ迷っていること。

みっつ。どうでもいいと僕は思ったが、桜弥と僕は来世また一緒に〜とかいう約束をしていたということ。

よっつ。1000年前には僕という陰陽師だけでなく、魔術師や祈祷師、召喚士や祓い屋とかいう役があったこと。

いつつ。僕がこれから妖と関わっていくこと。

とんとん拍子に僕はこれからこの少女(?)…桜弥と妖退治みたいなことをすることが決まってしまった。いや僕何するんだ…。