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次のデートスポットである水族館は、今いた猫カフェから徒歩圏内にある。
だからこの猫カフェを選んだんだけど…。
「ご、ごめんね、お金出してもらっちゃって…」
隣をちょこちょこと歩く花音が、上目遣いで俺を見つめながら謝ってくる。
不思議だよね。
この顔見てたら、”なんでもしてあげたい”って気になってる。
うん、こんなの序の口だよ。
たーんと甘やかしてあげるからね、これからいっぱい。
たぶん、花音、甘さで溺れるよ?
「気にしなくていいよ。花音が楽しんでくれるだけで嬉しいから、俺」
「尊くん…」



