「……み、尊くん」
「ん?」
映画を一時停止しようとする尊くんの腕をつかんで制止した。
静寂の中告白するなんて、無理だよ…っ
「うわ、どーしたの。顔真っ赤。…キスシーンで照れちゃった?」
いつも通りにっと口角を持ち上げる尊くんを前にして、俯く。
それもあるけど…それだけじゃないの。
「驚かないで聞いてね」
「…うん?」
「さっきは…彼女じゃないって否定してたけど、わたし、もう友達やめたい……」
尊くんは何も言わない。
何も言わず、わたしを見つめてる。
声、震えるし。
涙も出そうだし。
心音のせいで自分の声まで遠く聞こえるし。



