人生二度目の尊くんの家。
この前来た時よりも靴の数が多く並べられていて、危惧していた通り本当に家族がそろっているらしい。
…そりゃ、ご飯に呼ばれるくらいだし、お母さんくらいはいるんだろうと思ったけどさ。
家の中に入って靴を脱ぐなり、
「あれー、はやいご帰宅ね尊──」
なんて言いながら廊下に顔を出した女の人がわたしたちを見てリビングに戻り。
「お母さーん!? 尊が彼女連れて来たあっ」
って騒ぎ立ててしまう、第一のハプニング。
か、彼女だって…。
いたたまれない気持ちになっていると隣で尊くんは。
「彼女じゃないって……あー、あれ姉ちゃん。騒がしくてごめん」
と呆れたように笑っていた。
今の一瞬で、家族仲がいいんだなぁと思えて微笑ましくなってしまった。



