【完】溺愛禁止令






去年までのわたしなら、あっけなく肯定してたかも。



だけど、今は違うよ。
…違うって、信じてる。





『花音だいすきっ』


『花音ちゃんは俺の友達だし、信頼してるから』




『そりゃ、友達じゃね』





こころちゃん。
絃くん。
…そして尊くん。




みんながみんな、わたしを友達だと言ってくれた。
坂瀬くんだって、こんなわたしを好きだと告白までして、泣きそうになってくれた。




その全部が本音だったって信じたいから。
…だから、わたしのことを好きで居てくれてるひとは必ずいる。






「勝手なこと言わないで、ください……っ」





やっと言い返せた。
それだけで、心は少しだけ軽くなる。
まぁ、なんにも解決してないんだけどさ…。