【完】溺愛禁止令







「俺、ずっと小波さんのこと好きだったんだよね」


「っ……え?」


「ずっとって言っても、五月くらいかな」





…五月?
そ、それはいいんだけど…好きって、言った?



わざわざこんなところに呼び出してまで言うってことは、その…そう言う意味の、好き…だよね?





「体育祭の振り替え休日さ、尊と一緒にいたでしょ」


「…あ、うん…」




そういえばそんなこともあったな。
確か、猫カフェと水族館に…。



…って、なんで坂瀬くんがそのこと知ってるの…!?





「俺、実は見ちゃったんだよね、そのとき」


「…見たって」


「うん。メガネ外してる小波さんの姿」




わたし、かぁぁって顔が熱くなった。
…まさかあの姿を他のクラスメイトに見られていたなんて。