【完】溺愛禁止令






坂瀬くんと他愛のない話を繰り返していたら。





「尊くん、おそろいでなんか買おうよー」





ふと大きく聞こえた与田さんの声。
…すっかり忘れてた。




うぅ。また胃が痛くなる…。





「いいよ」





…えっ?



まさか尊くんがそんな返事をするとは思わなくて、胸がざわついた。



…もしかして、与田さんと尊くんって、もう…。




「付き合ってんのかな」


「…え」


「与田と尊」





坂瀬くんも同じことを考えてたみたいで、ちょっとびっくり。
…でも、そうだよね。
やっぱりそう思うよね。





「アイツ、イケメンには目がないからなぁ」


「…仲いいの? 与田さんと」


「同じ中学だからね」




あ…そうなんだ。
そのわりに話してるところ見ないから、全然知らなかった。