文化祭も終わり、そろそろキャンプファイヤーの時間が近づいてきた。
当たりはもう暗くなりつつある。
校舎の中。階段をのぼりながら、止まらない通知音がうるさくて、そいつをミュートにした。
【 どこにいるの? 】
【 風音との約束は? 】
【 うそつき 】
…ってさ。
本気で信じんなよ、あんな口約束。
風音は16年来の幼馴染だけど。
俺は別に、風音にだったら嫌われてもいい。
…っていうか、花音以外の女全員から嫌われてもいい。
なんにもいらないよ。
花音さえいれば、本当に。
嘘でも、冗談でも、その場しのぎでもないんだ、約束する。



