【完】溺愛禁止令






不謹慎かもしれないけど、弱ってる尊くん…可愛いかも。




「寝たらちょっとはよくなった?」


「…うん」


「そっか。おかゆ食べれる?」


「うん」





ゆっくり体を起こす尊くんを心配そうに見守ってから、机の上におかゆを取りに行く。



まだ、だいぶ顔赤いなぁ…。
リビングで薬見つけたから持ってきたけど、これ飲んだら熱も下がるかな。





「ちょっとずつ食べよう。口開けて?」


「…ん」





言われるがまま、小さく口を開ける尊くん。
ふふ、と笑いそうになってから、わたしはスプーンでおかゆをすくって尊くんの口へ運ぶ。





「…おいしい?」


「うん…」





さっきから、鈴のような声で返事するだけの尊くん。
でも…咳とかしてないから、風邪ってわけではなさそうだもんね。



わたしに移せたらよかったんだけど。