一気に脱力したようにベッドに倒れこんで、尊くんは目をつむったまま。
わたしは尊くんに掛け布団をかけて、立ち上がる。
尊くん。
尊くんのご家族の方。
勝手に冷蔵庫の中のもの拝借します…。
一応、熱によさそうなものは来る途中に買って来たけど。
それだけじゃ心もとないもんね。
やっぱり、おかゆとか…。
そう考えながらドアに向かおうとしてたら、突然、パシッと腕をつかまれた。
「っ…なに…?」
「…どこいくの」
「あ、おかゆ作りに……」
振り返ると、掛け布団から手をのばす尊くん。
さっきまで目をつぶってたのに、今はうっすらと開いている。



