【完】溺愛禁止令







一通り容姿について触れたあと、この時期にカーディガンって、もう暑くないかな…と考える。


余計なお世話だろうけど、少し気になっちゃう。





「今日、カラオケ行こってなってんだけどお前来る?」


「えー、お前どうせ俺を身代わりにする気じゃん」




目の前で繰り広げられる会話。
わたしにとっては異次元すぎる。



友達と放課後にカラオケとか…。
まぁ、憧れなくもないけど。



ていうか…身代わりってどういうことだろう。




「マジで頼む」


「……はぁ、いいけど、今度なんか奢れよ」


「わかったわかった」




それだけ言うと、彼は嬉しそうに教室の前に集まっている一軍グループに帰って行った。