「かーのんちゃんっ」
「…絃くん、おはよう」
「おはよ! こころちゃんも」
「そんなついでみたいに…。おはよ」
ふたりのやりとりに笑いながら、もう一度絃くんを見た。
「どうしたの、絃くん」
「あ、そうそう、花音ちゃんさ、尊の家行ってあげてよ」
「…へ?」
絃くんの提案に、こころちゃんは「ほら来た」と嬉しそうにガッツポーズをしてる。
「わ、わたしなんかが行ったところで……」
「分かってないなぁ。アイツ、花音ちゃんが来たら超喜ぶよ」
「…そうなの?」
どうしてわたし…?
疑問に思うヒマもなく、絃くんは自分のスマホを取り出す。



