しばらくして、わたしの隣からようやく男の子がいなくなって、こころちゃんも戻ってきたとき。
今しかない、って思った。
「あの、こころちゃん……」
「…ん、わかってる。こんなに長い時間いてくれてありがとうね?」
言わなくても分かってくれたこころちゃんに感動しつつ、わたしは「ごめんね」と謝ってお店を出た。
ずっと騒がしいところにいたから…。
普段静かな場所にいることが多いわたしの耳は大ダメージを負ってる。
「はぁ……」
無意識なのにため息が出る。
滅多にないよ、わたしがこんなに疲労困憊なの…。
だけど、今日のハプニングはこれだけじゃ終わらない。



