【完】溺愛禁止令








「…花音、ワンピ脱がないの?」




砂浜に敷かれたブルーシートの上。


正座をして揺れる波を眺めるわたしを見かねて、こころちゃんが声をかけて来た。



…いざとなると、やっぱり決意が…。





「や、やっぱりわたしのお粗末な体を彼らの目に晒すわけには……」


「なーに言ってんの。せっかく海なんだから入ろうよ!」


「ちょ、ちょっ……」


「はい、ばんざーい」





まさにされるがまま。
こころちゃんにワンピースを脱がされて。




思わず、手で胸あたりを隠してしまった。





「ほらやっぱり可愛いじゃん。男もイチコロだよ、こんなの」


「…そんなことないよ」


「あるもん。今日の花音、メガネしてないしさ」





確かにメガネははずして、髪も下ろしてきてるけど…さ。