【完】溺愛禁止令





「尊くん…?」




そうして、隣にいる彼を見上げると。



…びっくり。
だって、顔が真っ赤に染まってたんだもん。





「…ど、どうしたの、尊くんっ」


「……なんでもないよ」





なんでもないわけないでしょう、その顔で!!
焦るわたしと顔を逸らそうとする尊くん。



…はっ。
もしかして、体調が悪いのかな?





「尊くん、熱があるんじゃ…?」


「ないよ…」


「わかんないでしょ。こっち向いて」





わたしは無理矢理尊くんの顔をこちらに向かせて、おでこに手のひらを当てる。



んー……熱いなぁ。
これで熱じゃないなんてことある?