図書室につくと、わたしたちと同じようにテスト勉強に励む生徒がちらほら。
今日が当番の図書委員の子が、こちらを見て会釈をする。
同じ委員会だし、流石に顔くらいは覚えてくれてるか…。
周りの生徒と距離をとった席に座って、尊くんと向かい合わせになる。
「そういえば、尊くんってなんの教科が一番苦手なの?」
「…んー、国語。と、数学」
そういったあとに、「…あとは、英語と社会と理科」なんて言うから、わたしも思わず「全部じゃん」と笑ってしまった。
「得意なのなんて体育くらいしかない」
「うーん。そっかぁ…しいて言えばどれ勉強したい?」
「数学」
結局それなんだね。
あまりの即答に苦笑いしながら、わたしはスクールバックを漁る。



