君が死ねばハッピーエンド

「今更…そんなのって無いじゃん…あんたが絶対にシイナが犯人みたいなこと言うから私達…!」

「本当にすみませんでした。私は自分に起こったことを受け止められずに、目の前の状況証拠だけで大切な親友を疑って傷つけて、そしてクラスを、みんなで頑張って作ってきた文化祭を台無しにしました…。私は被害者かもしれないけど、許されないと思う…」

「てか、なんでまたシイナちゃんは犯人じゃないとか言い出したの?ぶっちゃけ、うちらは朔くんが使う棺だってシイナちゃんが壊したんじゃないかって思ってる」

クラスメイトの言葉に耳を疑った。
私の容疑はそんなことにまで飛び火していたなんて…。

「なんで!?そんなわけないじゃん!私がそんなことしてなんのメリットがあるの!?」

「単純に、朔くんの気を引きたかったとか?」

「だってシイナちゃんの周りでばっかこんなこと起こるとか不自然過ぎない?」

「違う!だって朔の棺が壊された日、私はバイトがあって放課後に残ってないし…」

「別に放課後じゃなくてもできるよね?」

「そうそう。誰よりも早く登校したりさ」

「私はあの日、朔と神社で待ち合わせてたの。私達とすれ違った人も何人もいるじゃない!」

「待ち合わせより早く学校に行って、それから神社に向かうことだってできるよね」

「前に朔くんに聞いたことあるけどさ、シイナちゃんって朝苦手だからいつも朔くんがおうちまで迎えに行ってるんでしょ?なのにあんなことがあった日に限って早起きなんておかしくない?」

「いい加減にしなさい」

ここまで話を聞いていた先生がついに声を上げた。