ちーちゃんはいつも窓際で絵を描いていた。
この絵が乗っていたのか、イーゼルが一脚ぽつんと取り残されている。
そのイーゼルに、ちーちゃんの絵を戻した。
ハサミはどうしていいか分からなくて、窓際の用具棚に置いた。
捨てればいいのかもしれない。
でもなぜか、そうできなかった。
なんて酷い有様。
まるで憎しみを込めたみたいな赤の黒さに背筋が寒くなる。
「なんで…」
言葉と一緒に涙がこぼれる。
ちーちゃんが傷ついたこと。
立ち直れないかもしれないこと。
心を込めた大切な物がこんな風に扱われるなんてどんなに苦しいだろう。
そうしたのは私だって、みんな思ってるんだ。
信じてもらえないなんて、私は最初から信用されてなかったのかな。
こんなことをしそうな人間だって思われてたのかな。
大好きな、大切な親友に…こんなこと…。
「なんで…なんで…ちーちゃん…」
この絵が乗っていたのか、イーゼルが一脚ぽつんと取り残されている。
そのイーゼルに、ちーちゃんの絵を戻した。
ハサミはどうしていいか分からなくて、窓際の用具棚に置いた。
捨てればいいのかもしれない。
でもなぜか、そうできなかった。
なんて酷い有様。
まるで憎しみを込めたみたいな赤の黒さに背筋が寒くなる。
「なんで…」
言葉と一緒に涙がこぼれる。
ちーちゃんが傷ついたこと。
立ち直れないかもしれないこと。
心を込めた大切な物がこんな風に扱われるなんてどんなに苦しいだろう。
そうしたのは私だって、みんな思ってるんだ。
信じてもらえないなんて、私は最初から信用されてなかったのかな。
こんなことをしそうな人間だって思われてたのかな。
大好きな、大切な親友に…こんなこと…。
「なんで…なんで…ちーちゃん…」



