いつ爆発するかもわからないこんな危険な奴、他の奴には絶対渡せない。 取り扱いが難しすぎて。 「私…、やっぱり先パイが大好きなんです。たとえ100万回他の人に好きだって言われても、私は沖先パイを好きでいるのをやめるつもりはありませんっ」 その最高の殺し文句に今度は俺のほうが顔を上げられなくなったのは、言うまでもない――― 。