この恋、危険物につき取扱注意。

「や…ったーーー!!」



「大げさだな」



俺がそう突っ込むと、沢瀬が満面の笑みで首を振った。



「全然大げさじゃないですよ?先パイと一緒だったら、ゴミ捨て場だって大喜びでついていきます!」



「ゴミ捨て場までお前と一緒はいやだな…」


と俺はぼやく。



「例えですよ、例え!そのぐらい先パイが好きなんです!」



沢瀬はそう言ったが、こいつなら本当にゴミ捨て場までついてきそうだ。









それから詳しい場所を沢瀬に訊ね、2日後花火大会の会場を訪れた俺は、目を見張った― 。