この恋、危険物につき取扱注意。

口が滑ったにしても、程があるだろ。




あんなこと言ったら、沢瀬がますます調子に乗るじゃないか。








蒸し暑い空気の中、その暑さを押し上げるようにセミの声が響いている。






そんな中、口の中のアイスともたれかかった壁は、ひんやりと冷たかった。