この恋、危険物につき取扱注意。

心の中で1人納得し、



「…じゃあ早く目ぇ覚ませ」






と、俺は沢瀬の頬を力いっぱいつねる。



「いった!!痛いです先パイっ!」



やっといつもの沢瀬に会えたような気がして、俺はホッと胸をなでおろす。




おとなしい沢瀬は、何だか気味が悪い。

しかもあんな風に好きだと言われたら、なおさら。