生徒会所属膝枕係!?

「葉月先輩。一花さんについて、教えてください」

 わたしが葉月先輩に問いかけると、タブレットを操作していた葉月先輩の手が、ぴくっと反応する。

「なぜ、その名を?」

 葉月先輩が、わたしの顔を見上げ、じっと見つめてくる。

「葉月先輩が、この前寝ながら呼んでました。苦しそうに」

 わたしがそう言うと、「そうか」と言って、葉月先輩が目を伏せる。

「一花は……俺の、双子の優秀な妹だよ」

「妹さん、ですか?」


 この学園に?

 でも、そんなウワサは一度も耳にしたことがない。

 葉月先輩の双子の妹さんなら、きっとウワサにならないはずがないのに。


 だったら、別の学校に通っているの?

 ううん。だって、この学校の学園長は、葉月先輩のお父さんなんだよ?

 他の学校に通わせるなんて、考えられない。