この度、友達やめます。


ずっと友達



この前言ったこと



忘れて



笹川が駐輪場から私の家まで
歩いて送ってくれた



心配って言ってた

暗いから?


私と水ノは大丈夫だよ

なんにもない


これ以上ケンカすることもない

友達でもないから



「あのさ…」「あのね…」



笹川と同時に声が出た



「「どーぞ…」」



「じゃ、オレから…」「私から言うね」



「「フ…ハハハ…」」



ふたりで笑った



コレでいいのに…

楽しいのに…



「この前のことって…
忘れて…って…
笹川が言いたいのも、ソレ?」



「あ…うん…まぁそんなとこ…」



「告白…のこと?…だよね?
えっと、私が笹川の彼女になるって…」



「あー、恥ずいからいいよ
さっきも言ったけど忘れていいから…」



「忘れてもいいけど
覚えててもいいの?」



「だよね…1回言っちゃったら
忘れて…とか、ズルいよな」



「じゃあ…
忘れないうちに…

笹川」



「ん?」



「笹川と付き合ってみようかな…」



「え…」



「え?
ダメ、だった?」



笹川が驚いた顔をしたから
自信がなくなった



「吉永、ホント?」



「うん」



これで私は今日から笹川の彼女になるのか?



「ありがと
スゲー嬉しい」



「うん」



付き合うってこーゆーふうに始まるんだ



「でも…
ちょっと考えさせて…」



「え…」