春休みが終わって
学校が始まった
今日から2年生
今日から塾じゃないのか…
カオリになかなか会えなくなる
「よ!水ノ」
クラス編成を見てたら
後ろから背中を叩かれた
「なんだ、吉永か…」
「なんだってなんだよ」
吉永がオレの前に割り込んできて
クラス表を見た
普通にカオリはいない
同じ学校だったらな…
「あ、水ノとクラス離れた」
「あ、ホントだ」
見てなかった
「ずっと一緒だったのにね」
吉永は中2の時に転校してきて
それから高校も一緒で
名簿も近かったから隣の席になることもあった
「ついに離れたか」
「来年は一緒になれるといいね」
来年
「そーだな
高校最後の年だしな」
吉永はすごく残念そうだった
「そんなにオレと一緒がよかった?」
「うん
転校してきてずっと一緒だったし
水ノといると楽しいもん
ムカつくこともあるけどね」
たしかに…
ムカつくことも…あったのか?
「あ、そーだ
今日、久々ファミレス行かね?
ちょっと話ある」
「話?
なになに?楽しいこと?」
「楽しいこと♡」
「なに?水ノなんかキモい」
顔が自然に緩む
「じゃ、放課後」
「まぁ、いいよ
玄関で待ってるね」
そっか同じクラスじゃないんだ
「忘れて帰るなよ!」
「ハイハイ…」
吉永
オレに彼女できたって言ったら
どんな顔するかな?



