水ノから借りた漫画本は
無理矢理水ノの下駄箱に押し込んだ
きっと開けたら雪崩になって落ちてくる
『ありがとう』
メモに書いて挟もうと思ったけど
そんなの彼女が見つけちゃったら
また大変なことになる
メモを捨てるか捨てないか
水ノを悩ませるのもよくないと思った
悩むことなく捨てるかもしれないけど
なにより
『ありがとう』
そんな簡単な言葉で
私と水ノは終われる関係じゃないと私は思ってる
けど
そんな言葉さえなく
水ノの内履きの上に漫画本を置いた
靴臭くなればいい!
角折れちゃうかも
帰りはカバンパンパン
しかも今日も雨だし
知らない
水ノなんて
もぉ友達じゃないし!



