この度、友達やめます。


「ワッッッ!!!」



後ろから声がして
振り向いたら笹川だった



さっきの水ノの発言に驚いてて
笹川のワッ!はどーでもよかった



たぶん水ノもそぉ



「あ、なに?
キミ達なんかいい雰囲気だった?」



いい雰囲気…なのか…


たぶん、違う



「「…」」



水ノも何も言わないし


たぶん、いい雰囲気ではない



「もしかして邪魔した?
ビーチボール持ってきたから
バレーボールしよって…
あー、取り込み中だったら6人でやるから…」



「やりたい!」



つい言ってしまった



水ノを見たら頷いた



「じゃ、先行ってるから来いよ」



笹川が来る前にTシャツ着といてよかった

走って行く笹川の後ろ姿を見て思った



「ごめん、変な空気になって…」



水ノが言った


やっぱり、いい雰囲気ではなかった



「んーん…」



「行こう…」



「うん…」



水ノ、なんか…



少しだけ先にいた水ノの手を握った



なんか無性に水ノに触れたかった



ドキン…



砂のついた手が
私の手を握り返してくれた



水ノ、好きだよ



「バレーボール楽しそうだね」



「うん
吉永、本気出す気だな?」



「当たり前だよ
勝ったらアイス奢ってよね!」



「何個でも奢ってやるよ
オレが勝ったら寿司ね」



「またー?」



「この前はオレが奢ったんだし!
吉永も寿司食べたいだろ」



「んー…食べたいけど…」



「行こ!みんな待ってる」



水ノが走った

私の手を握ったまま



「ちょっ…速いよー!水ノ…」



「アツッッッ!足の裏、ヤケドするー!」



「水ノ、サンダルはいてないの?」



「ヤベー、どっかいったー!
帰れるかなー」



「水ノ、笑えるー」



「笑うなー」



そう言った水ノも笑ってるじゃん



水ノといると楽しいよ


水ノ…


好きだよ


ドキドキしすぎて熱い