「なんで……私なの?」
「えっ?」
「もしかして……罰ゲーム……とか?」
それなら今すぐ離れて欲しい。
東条くんが私なんかを好きになるはずないってわかっているよ。
でもね……
東条くんが私の隣にいてくれるだけで、変な勘違いをしちゃうの。
心臓が爆発しそうなくらい、うるさく飛び跳ねちゃうの。
「まだ届いてないんだな。俺の気持ち」
悲しそう唇をかみしめながら、瞳を伏せる意味が分からないよ。
「だっておかしいと思う……。私、東条くんと話したことなんてなかったし……」
それに私は、クラス1の地味女だから。
ナメクジ並みにジメジメが似合うこの私が、太陽みたいにまぶしい東条くんに選ばれるとは思えない。



