バスの中、総長様から逃げられない



もしかして私、この修学旅行で命が尽きる?



走ってるバスからか、空飛ぶ飛行機からかはわからないけど……

どちらにせよ私、今日が人生最期の日?!



ひぃえぇぇぇぇ……



「ぶはっ!」



オロオロと身震いする私を見つめ、噴き出し笑いをこぼした東条くん。



「飛行機から落とされるって、なにそれ。アハハハ~ 腹痛い、マジで笑える~~」



どうやら私の返答が、ツボに入ってしまったらしい。



「どんな想像をしてるの? 怯えすぎ。俺を殺人犯にするなよな~ マジで笑い止まんない」



真っ白な歯を見えるくらい口を開け、お腹を抱えて笑いだしてしまった。



キョトン顔で固まる私。

彼が発した『落とす』の意味は、未だに分からない。


でも身の危険はなさそうだ。

とりあえず、一安心ってことでいいんだよね?