涙が乾くまでに30分もかからなかった。 だけどさすがに12月。 夕方はかなり寒くて。 屋上に座っていた私達は、ガタガタと震え出した。 「――プッ。」 「――ふふ。」 お互いブルブルと震えているのがおかしくなってきて、どちらからともなく笑い合った。 そして目が合うと、優しく微笑んでくれた。 「とりあえず、帰る?」 「うん。」 さっきまでの気まずい空気が嘘みたいに、どちらからともなく手を繋いで歩き出す。