そのままバス停でバスを待ちながら、若葉は先輩にメールを入れていた。



”今から先輩の家に行きます。”



若葉はバスの中でも終始笑顔で、なんだか私まで嬉しくなった。


そして、家の近くのバス停に到着。

ご機嫌で先輩の家に向かう若葉を見送った。



ちゃんと仲直りできるといいね。

頑張ってね、若葉。






その日は、春の日差しが暖かく、なんだかふわふわした眠くなるような陽気。

買ったばかりの荷物を抱え、のんびり家に帰った。