ギャルゲーオタクの幼なじみとほんの少し大人になれました

「待って!黒炎君。いきなりどうしちゃったの!?」


「友達とカラオケ行くだけって言ってたのに、実際は合コンに参加してただろ?朱里は俺が手をださないのことが本当は嫌だったんじゃないかって思って」


「……」


黒炎君は私を優しく抱きしめながら、本音を話してくれた。


「黒炎君、安心して。私は今でも黒炎君のことが大好きだから///」


「じゃあ、なんで……」


「あれは私も知らされてなかったの。合コンだったら最初から断ってるよ!だって私には黒炎君がいるんだから……///」


「そ、そうだよな///」


二人して耳まで真っ赤になる私たち。

これをまわりがみたら、「バカップル」とか思うんだろうなぁ。


「だったら、俺とならいい、のか?」


「え?ま、まぁ……でも、黒炎君はそういうの興味ないと思……んっ!」


最後まで言う前に口を塞がれてしまう私。


「んー!」


いつもより激しく濃厚だ。
これはディープキス。だけど、今までしたことがないから耐性がない私は苦しくて、黒炎君の胸板を叩く。