私は優の手をブンブン振ってほどこうとする。




でもびくともしない。




「ここだと目立つ。それに長い間ベンチ占領してたら他の人が使えないだろ。とりあえず、どっか近くの店入るから。」





「はい。わかりました。」




優が言ってることが珍しくド正論で、反発できなかった。