今頃宏ちゃんは、苦手な英語を頑張ってるのかな。 白い天井を見上げながら、ふいにそんなことを考える。 こんな時でも、宏ちゃんのことを考えてしまう自分がバカみたいだ。 「……」 そして。 フツフツと襲ってくる睡魔に、私は静かに目を閉じた。