「…美咲、大丈夫?」 「ん。なんとか」 「とりあえず、ゆっくり休みなね」 「…ありがと」 友達にお礼を言い、私は倒れるようにベッドの上に寝転んだ。 見慣れた白い天井。 ここは、保健室。 最近寝不足が続いたせいか、体育の授業中に貧血を起こした私。 担ぎこまれるようにして、ここに連れてこられたのだ。