*
「今日は悪かったな」
「忙しいんだから、仕方ないよ」
二十二時過ぎに帰宅した仁くん。
シャワーを浴びて来たのか、彼からいい匂いがする。
あてがわれてる離れの私の部屋に来た彼は、少し疲れた表情で布団の上に寝転んだ。
「明日の予定は?」
「……特に何もないけど」
「じゃあ、デートしよ」
「仕事は?」
「空けてある。っつーか、空けるために今まで仕事して来た」
「……ありがと」
彼はこういう人だ。
イベント好きな私のために、記念日や節句など欠かさず祝ってくれる。
「パパさんとママさんからマフラー貰ったの」
「どれ?」
「……これ」
「へぇ~、いんじゃね?色も小春に似合うよ」
オレンジやピンクが好きな私のことを熟知しているママさんが選んでくれたマフラー。
柿色で、ダークカラーになりがちな冬場のコーデの差し色になる。
「ってか、俺もさっき何か貰ったけど、まだ開けてねぇ。もしかしたら、色違いかも」
「えっ?」
「……そんな気して来た」
「きっとそうだよ」
今までもイベントの度にお揃いのものをよく貰った。
色違いのマグカップやスリッパ、お揃いのTシャツとか。
小さい頃から兄妹のように育って来たから、当たり前だと思っていたけれど。
よくよく考えると、凄いことのような気がする。
幼い頃なら兄妹リンクコーデで済む話が、この歳だとカップルコーデに思われる。
いや、ママさんのことだから、それを狙っていそうだ。
「明日、どこか行きたいとこある?」
「……特には」
「久しぶりに映画でも観に行くか?」
「映画?行きたいっ!」
「じゃあ、決まりな」
ぽふっと頭を一撫で。
彼となら、家の中でDVDを観て過ごしても十分なんだけど、やっぱりクリスマスだからちょっとだけお洒落して出掛けたい。
「今日は悪かったな」
「忙しいんだから、仕方ないよ」
二十二時過ぎに帰宅した仁くん。
シャワーを浴びて来たのか、彼からいい匂いがする。
あてがわれてる離れの私の部屋に来た彼は、少し疲れた表情で布団の上に寝転んだ。
「明日の予定は?」
「……特に何もないけど」
「じゃあ、デートしよ」
「仕事は?」
「空けてある。っつーか、空けるために今まで仕事して来た」
「……ありがと」
彼はこういう人だ。
イベント好きな私のために、記念日や節句など欠かさず祝ってくれる。
「パパさんとママさんからマフラー貰ったの」
「どれ?」
「……これ」
「へぇ~、いんじゃね?色も小春に似合うよ」
オレンジやピンクが好きな私のことを熟知しているママさんが選んでくれたマフラー。
柿色で、ダークカラーになりがちな冬場のコーデの差し色になる。
「ってか、俺もさっき何か貰ったけど、まだ開けてねぇ。もしかしたら、色違いかも」
「えっ?」
「……そんな気して来た」
「きっとそうだよ」
今までもイベントの度にお揃いのものをよく貰った。
色違いのマグカップやスリッパ、お揃いのTシャツとか。
小さい頃から兄妹のように育って来たから、当たり前だと思っていたけれど。
よくよく考えると、凄いことのような気がする。
幼い頃なら兄妹リンクコーデで済む話が、この歳だとカップルコーデに思われる。
いや、ママさんのことだから、それを狙っていそうだ。
「明日、どこか行きたいとこある?」
「……特には」
「久しぶりに映画でも観に行くか?」
「映画?行きたいっ!」
「じゃあ、決まりな」
ぽふっと頭を一撫で。
彼となら、家の中でDVDを観て過ごしても十分なんだけど、やっぱりクリスマスだからちょっとだけお洒落して出掛けたい。



