【完】子犬なんかじゃないから、いただきます。





…眠たそうな顔。
わざわざ起きてこなくたっていいのに。




おおよそあたしがいないのに気づいて探しに来たんだろうけど…。



こういうところ見ると、昔のあたしについて回ってた頃のヒヨを思い出す。



流石にもう泣きはしないけど、あたしが隣にいないとダメ…って、言われてるみたい。





「俺も飲む」


「うん」





あたしがさっき飲み干したばかりのコップにもう一度緑茶を注いで、「はい」って手渡す。





「これ…羽依が今飲んでたやつだろ」


「うん? …嫌なの? 汚くないよ」


「そうじゃなくて…」




変なヒヨ。
って、思ってたら…。




──どんっ。