「ひとくちちょーだい」 「は…」 返事も聞かずに、ヒヨの手からマグカップを奪う。 んー。あまい。おいしい。 「羽依、さぁ…」 「どしたの」 ゆでだこみたい。 その顔もかわいいけど。 頭よしよしってしてあげたら、「やめろ」って振り払われた。 「…俺の気持ちも考えて」 あれ? 思ったよりちゃんと怒ってるみたい。 「ごめんね」 謝っといた。 そんなにココア飲まれたのが嫌だったのかな。 もう一回ソファに座りなおす。 ココアパワー? なんかちょっと眠いかも。 「そんなとこで寝るなよ」 「うん」